ELLEGARDENのライブチケットが30万円以上の高額転売に怒ってます!
おすっ!つな(@tu_na_69)です(。-`ω-)
わたし、怒っています。
めったに怒らないので、「おこ」の顔文字を見つけるのに手間取りました。
ライブチケット抽選直後に高額転売
今年10年ぶりに復活したELLEGARDENのライブチケット一次先行の抽選結果が6月1日に発表されました。
わたしはHi-STANDARDや10-FEETが好きなのですが、ハイスタや10-FEET好きな方にエルレ好きという方も多く、気になっていたバンドでした。
昨日は、Twitterやインスタグラムのタイムラインに当選のうれしいお知らせや落選の残念な声が並びましたが、そんな中、またここでも高額転売の話題が!!
抽選結果が出た直後ですよ!
しかも、その金額が20万円とか30万円を超えています。
とあるチケットサイトさんのサイトより。
こちらはまだ落札前ですが、すでに落札されている高額チケットも少なくないようです。中には、50万円や60万円という高額で取引されているチケットもあるとか・・・(;゚Д゚)
多くのファンが待ち望んだELLEGARDENの復活ライブ。
当然、当選倍率は高かったと思います。タイムラインでも、今回はライブに参戦できなかったという残念な声がたくさん並んでいました(T_T)
抽選からはずれて落ち込んでいるときに、ライブチケットが転売されていると知ったら・・・悲しい気持ちから一気に怒りに変りますよ!!
「売るならチケット申し込むなよ!」となります。
そして、買う人に向けても憤りを感じてしまいます。
実は、今回のELLEGARDENのライブチケットは有名なメジャーバンドでは考えられない安さの値段設定になっています。そこには、ELLEGARDENや細見さんの"音楽"への熱い思いが込められていました。
伝説のバンドELLEGARDEN(エルレガーデン)
わたしもまだ知らないELLEGARDENについて、どんなバンドなのか調べてみました。
メンバー
細美武士 ギターボーカル
生形真一 ギター
高田雄一 ベース
高橋宏貴 ドラムス
ギターボーカルの細美武士さんは「MONOEYES」でも活躍されています。
ハイスタの時もそうでしたが、「その人ってこのバンドやってたのか!!」という過去のバンドやメンバーのつながりから音楽の世界が広がっていくのが面白いですよね。
以下はWikipediaほかで教えてもらったバンドのプロフィールです。
1998年バンド結成。
2001年「ELLEGARDEN」でインディーズデビュー。
2006年には、アメリカで「RIOT ON THE GRILL」アメリカ盤を発売し、全米ツアーを行っています。細美さんは、インディーズデビュー前にアメリカでプログラマーとして働いた経歴もあるそうです。
この年発売された5thアルバム「ELEVEN FIRE CRACKERS」はELLEGARDENのCDの中で最も売り上げ枚数の多いアルバムとなりました。(オリコン調べ)
2008年にはバンド活動休止。ベストアルバム「ELLEGARDEN BEST1999-2008」は25万枚を売り上げました。中には、4枚も購入したという方もいたそうです。
ELLEGARDENの復活ツアー価格への思い
2018年5月にELLEGARDENが10年ぶりに復活し、ライブツアーを行うことが発表されました。
ツアータイトルは「THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018」
8月8日(水)東京・新木場STUDIO COAST
¥2,900(税込)+1Drink
8月10日(金)仙台PIT
¥2,900(税込)+1Drink
8月15日(水)千葉ZOZOマリンスタジアム
¥4,500(税込)
今回のツアーチケットは、代金が2,900円!
なんと破格の価格ですΣ(・ω・ノ)ノ!
ケタを間違えたかと思って、二度見してしまいました。
先日、長渕剛さんからLINEでアリーナライブツアーのお知らせが届いたんです。行ってみたいなと思ったのですが、一般席で11,500円。この時も思わず二度見してしまいました。一万円を超えると、わたしのような「にわかファン」にはちょっと手を出しづらい金額です。ちなみに長渕剛さんのアリーナツアーライブ、プレミアム席だと22,000円です。
ライブチケットの価格はアーティストの知名度や会場によってそれぞれです。アリーナやドームだと7,000円~8,000円くらい、小さなライブハウスだと2,000円~5,000円くらいでしょうか。2,900円という値段は、アーティストに入る利益を考えると本当にギリギリの価格なのではないでしょうか。
多くのファンが復活を待ち望むような人気バンドのライブが、なぜ安い価格設定になっているのか。
そこには、細見さんやバンドの思いが込められているようです。
以前、細美さんは音楽やライブにこんな思いを語っていたそうです。
日本はレコードもライブも高すぎる。
高校生がお小遣いで月に2本のライブに行けない国なんて、音楽が文化になるわけねぇだろって、ずーっと思ってる。
高校生も大学生もお金ありません(´Д⊂ヽ
地方からだと遠征費もかかるし、ライブの値段が安くなると助かります。
価格が安ければ、友だちも誘いやすくなります。「ライブやフェスに友だちを誘ってみたら?」と親に言われることもあるのですが、値段もそれなりにするし、特別にファンじゃない友だちは誘いづらいんですよね。音楽もですが、映画ももう少し安ければ、もっと映画館で映画が観れるのにな、と思います。
少しでも値段を安くして、若い人たちに音楽を広げたいという細美さんやバンドの思い、本当に有難いです。
音楽にお金を払うということ
価格が安ければ、高校生も大学生もライブに行きやすくなります。
ただ、安くすればみんなが行くようになるかというと、それはまた別だと思います。ライブに行きたい子は、バイトしたりお小遣いをこつこつ貯めて、少し価格が高くても行くんですよね。お金がないからライブや音楽から遠ざかっているわけではないです。
少し違うのですが・・・。
わたしのまわりで「音楽が好き!」「バンドが好き!」という人もたまにいますが、その楽しみ方が少し違うかな、と感じることがあります。
フリーアプリやYouTubeで音楽を楽しんでいる人は多いのですが、CDを買ったり、ライブに行くという人はあまりいません。「好き!」というアーティストの曲も無料でしか聴いていない人もいますね。
「音楽」をやっている人たちは、「音楽」を売ることで仕事になってその人にお金が入ります。当然のシステムだと思うのですが、あまり意識されていないように感じます。いろんなものが簡単に手に入る時代なので、音楽や本や映画などの文化に対してお金を払って楽しむという意識が薄いのかもしれません。漫画の偽サイトでの著作権問題などもありますが、利用している人たちの同じような意識の薄さが原因のひとつのように思います。
高額転売でチケットを買わないで!!
「音楽」にお金を払うということは、そのアーティストさんに利益が届かなければ意味がありません。高額転売されているチケットの利益は、そのほとんどが転売している人に入ります。アーティストには、正規の値段で売った価格での利益しか入らないことになります。
高額転売のチケットを買うことは、価格設定に込めたアーティストの思いを無視してしまう行為でもあります。アーティストの多くは、こうした高額転売でのチケット取引の悩みを抱えています。
2017年には、サカナクションのライブでの電子チケットの高額取引を行った男が逮捕されています。
サカナクションの電子チケット転売で男逮捕 全国で初 | ORICON NEWS
チケット転売では全国初の逮捕となりました。
高額チケットの転売については、公式のリセールシステムを採用するなど対策も立てられています。もっと広がるといいですね。
どうしてもライブに行きたい気持ちはわかります。
でも転売屋から買わないでほしい。
アーティスト、ライブにかかわるスタッフ、ファンみんなの思いではないでしょうか。
特に、抽選から外れた多くの人たちも、高額でもいいからチケットを手に入れたい!という気持ちと戦っているはずです(>_<)
少しでも安い値段で若い人たちにライブや音楽を楽しんでほしい!
そんな細美さんの思いを実現するためにも!
アーティストのみなさん!
価格を抑えた10代限定ライブなんてどうでしょう( *´艸`)
10万円、20万円の高額チケットの取引は10代にはとても無理。転売屋もほとんど利益がないから集まってきません。
見た目でだいたい10代かどうかわかるから、身分証明もほとんど必要なし!
これまでライブに参戦したことのない人にも、身近で音楽を楽しんでもらえるチャンスです!
音楽を未来につなげるライブになること間違いなしです(∩´∀`)∩