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イロトリドリな毎日

バイトテロの迷惑動画から見える Instagramストーリーにあげがちな若者たち

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おすっ!つな(@tu_na_69)です(。-`ω-)

大手チェーン店でのアルバイトによる不適切動画(通称・バイトテロ)が相次ぎ、話題となっています。Instagramのストーリーに投稿した動画が発端となったアルバイトたちの悲劇からSNSでつながっている「友だち」について考えてみました。

止まらない不適切動画の拡散・炎上

今回相次いで問題となったバイトテロをまとめてみました。

・牛丼チェーン「すき家」で、アルバイト店員が床に氷を投げつけるなどの動画が拡散

・回転寿司チェーン「くら寿司」で、アルバイト店員が調理した生魚をゴミ箱に放り投げ、再びまな板に乗せる動画が拡散

・セブンイレブンで、アルバイト店員がおでんを食べて吐き出す

 

こうしたバイトテロに、大手チェーン店ではどのような対応をしているのでしょうか。

アルバイトは当然退職処分(クビ)ですが、それだけでは済まないかもしれません。くら寿司では刑事・民事での法的措置の準備も進めているそうです。

アルバイトたちの軽はずみな不適切な行動により、お店も営業停止となったり、お店のイメージがダウンしたりと大きな損害を受けているわけですから、「そんなつもりじゃなかった、ごめんなさい」では済まされないでしょうね。

 

これまでにもいくつか似たような事例もありますし、悪いことだとわかっているはずなのに、なぜバイトテロ動画の投稿はなくならないのでしょうか。

気軽に投稿できるInstagramのストーリー

今回問題となったこれらの動画は、本人たちによりInstagramのストーリーに投稿されたものでした。それを見た別の人がTwitterに投稿し、拡散・炎上したようです。

こんな動画を投稿したら、すぐに炎上して身バレするに決まってるのに…と思いますよね。なぜ、こんな動画を投稿したのでしょうか。

動画を投稿した人たちは、Twitterなどで不特定多数のたくさんの人に拡散しようとした意図はなく、ストーリーに投稿することで仲間内に「ちょっとおもしろい動画をとったよ」と見せたかったという軽い気持ちだったようです。

Instagramのストーリーには次のような特徴があります。

 

24時間で自動的に削除される

とりあえず撮影して、気軽に投稿しやすい

自動で流れるから見やすい

 

Instagramのストーリーの画像・動画は24時間限定。ずっと残るものという認識は薄く、ちょっとしたことでも投稿しやすいのがメリットでもあるのですが、反面、あまり考えないで投稿してしまうという面もあるようです。今回、不適切動画の拡散が相次いだ背景には、こうしたInstagramのストーリーの手軽さがあるようです。

Instagramのフォロワーは友だち?

ここまでの大きな事件に関わるようなストーリー動画が流れてくることはありませんが、「それだいじょうぶ?」と言いたくなるようなストーリーは実際にあります。

そもそも、そんな行動を取ることが問題という少し置いておき。

 

Instagramのストーリーについ投稿してしまうのは、その手軽さだけでなく、知り合い(フォロワー)とだけ共有しているというクローズド感覚もあります。基本的にはフォロワーしか見ないので「ここだけで公開している」ような錯覚に陥るのではないでしょうか。実際にはフォローしていなくても見れるんですけど、フォロワー以外のストーリーをわざわざ見る人はほとんどいません。

 

Twitter…情報を拡散させるツール

Instagram…わたしのアルバム(みんなにも見せてあげる)

 

また、SNSが身近になり「友だち」と「知り合い」の境界線はあいまいになっていますね。

Instagramのフォロワーを友だちと呼ぶ人もよくいます。

特にInstagramでは、Twitterに比べてフォロワーを自分に好意的な人としてとらえがち。

Twitterのフォローは、情報収集のためが多いですが、Instagramは基本的に好きな人・興味のある人をフォローすることが多く、フォロワーに対しても好感を持っていたり、信頼できる人と思いがちになるのだと思います。

 

アカウントをフォローしあいお互いの行動をよく知っているつもりになり、知り合いよりも近い感覚になるのだとは思いますが、フォロワーの多くは友だちではなく知り合いです。

 

Instagramのフォロワーがみんな信頼できる人たちとは限りません。

 

SNSでは投稿内容が不適切でないかどうか、ということも大事ですが、発信する相手が信頼できる人かどうか見極めることも大事です。

 

本当に信頼できる友だちは、たくさんはいないはず。